CARPE DIEM | BRAZILIAN JIU-JITSU(東京の柔術道場)

COLUMN

#23 カルペディエム・ロンドン

Posted on 2018/03/26

カルペディエム・ロンドンが2/1にオープンしました。ここまで非常に長かったですね。ロンドンに移住したツヨシもいろいろと苦しんでいたようですがやっと無事に道場をロンドンでオープンすることができました。

さっそくツヨシに会いにロンドンに行って来ました。ロンドンは10年ぶりの寒波が来ていて非常に寒かったですね。寒いし、雨も降るし、空は真っ暗だし。。「こんなとこに住みたくねえな。。」と思ってしまいました。笑 ツヨシはとても元気にしていました。長髪を後ろで結んでサムライのような風貌になっていました。ロンドンに渡ってからの1年は辛い時期もあったんだろうな、と勝手に想像しました。以前より、ずいぶんとしっかりした大人の男になっていました。30代半ばなので当たり前なのですが、僕にとってはツヨシはいつまでも子供のように感じてしまうのです。

ツヨシは僕の道場の理念などをすべて完璧に理解している唯一の男だと言えます。何年間もずっと毎日一緒に働いていたのです。道場の経営が苦しかった時も知っているし、僕がカルペディエムを拡大していく中でいろんな判断を迫られて悩んでいた時期も知っています。そんなツヨシに今更、道場論を語る意味もないなと感じていました。ロンドンでは逆にツヨシに教わることが沢山ありました。新しい道場を立ち上げる時の大変さを思い出しました。ツヨシが「石川さんが仰ってきたことの意味がやっと分かりました」と言ってくれたのがとても嬉しかったです。僕はツヨシには常に厳しく接してきました。プロ柔術家として、そして道場経営者として指導してきました。精神的にもけっこうキツイことは多かったのではないかと察します。僕も苦しかったのですが、将来のツヨシのためだと思ってそうしていました。道場経営というのは甘くないのです。熱いハートと、氷のような冷静さ。これを使い分けられるようになるには相当な経験を積まなければなりません。

ツヨシにロンドンの街を案内してもらいました。二人でボンドストリートで買い物をしたり、カフェでコーヒーを飲んだり。思えば、東京では二人でそんな時間を過ごしたことは全くありませんでした。僕にとってはとても新鮮で楽しい時間でした。ツヨシはロンドンの街をすでに知り尽くしているようでした。英語のアクセントまですこしロンドン訛りになっていて。。もう僕が知っているツヨシではなくなっていました。

ロンドン道場の繁栄を助けたいですが、ロンドンにはロンドンのルールがあるんだと思います。きっと東京とは違うやり方でやらないとダメなんだと思います。だから道場経営自体のアドバイスは何もできませんが、「良い道場」を作る方法はあまり変わらないのでないかと思います。そもそも「良い道場」とは何でしょう?僕の答えは「選手が強くて、一般の生徒さんが沢山いて、皆それぞれが目標に向かって頑張ることを楽しむことができる道場」こんな感じです。ツヨシならきっとそんな道場を育ててくれると信じています。

アレックスとオリバーも頑張ってくれていました。彼らも日本でカルペディエムに在籍していました。カルペディエムのカルチャーをしっかりと身につけた柔術家です。ツヨシをガッチリとサポートしてくれるでしょう。

カルペディエム・ロンドンではクラスの指導もさせていただきました。久しぶりに緊張しました。なんであんなに緊張したのかわかりません。うまく英語も出てこないし、ちょっとパニックでした。ロンドンの生徒さんの「これがカルペディエムの代表の先生なんだ!」という熱い期待に応えようと必死になっていたのかもしれません。2時間の指導でヘトヘトに疲れてしまいました。生徒さんはみんなしっかりと僕の指導に耳を傾けてくれました。これもカルペディエムの大事なカルチャーの一つです。「スパーリングさえできればいいや」という人は道場にとって悪い影響を与える可能性が高い、という僕の考えはすべての支部長に伝わっていると思います。

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ツヨシがFacebookにこんなことを書いていました。
「僕らが約束すること。道場は常にクリーンにしておく。クラスは常に時間通りに始まるし、生徒さんみんなの名前を覚える。安全で革新的な練習環境を提供して、みなさんの柔術の終わりなき旅のお供をします。健康目的の人も、プロになりたい人も、みんながこの道場で素晴らしい時間を過ごしてもらえるようにします。」

この一文が全て。何も心配はしていない。体調にだけは気をつけてくれ。周りへの感謝だけは忘れないでくれ。そしていつも笑顔で。嫌なことはすぐに忘れろ、世界の終わりってわけじゃない。お前は自分にも他人にも厳しすぎるところがある。他人の欠点も「かわいい」と思ってすべてを赦せ。日本からみんな応援している。幸せになってほしい。また会いに行くよ。

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