CARPE DIEM | BRAZILIAN JIU-JITSU(東京の柔術道場)

COLUMN

#19 おめでとう橋本

Posted on 2015/06/12

スタッフでカルペディエム広尾のメインインストラクターである橋本知之が先日開催されたブラジリアン柔術の世界大会の茶帯・アダルト・ルースター級で見事優勝しました!しかも4試合の全てを一本勝ちという快挙です。とても嬉しく思います。橋本が優勝できる実力があることは知っていました。しかし、まさか全てを一本勝ちするとは思っていませんでした。脱帽です。とてつもないことをやってくれました。偉業を成し遂げたと言っても過言ではないでしょう。

日本では連戦連勝のような選手も世界大会などでは初戦敗退することが多いです。もちろんブラジル人はずば抜けていますが、アメリカ人選手のレベルが凄まじく上がっています。日本は彼らに随分と差をつけられているのが現状です。練習環境などが原因ではないかと思います。アメリカのトップ道場には「柔術しかしていない若者」がゴロゴロしています。親がお金持ちでバイトしなくて良い、道場で指導してお金をもらっている、、いろんな若者がいるでしょうがとにかく人生の全てを柔術に賭けている若者が沢山います。日本ではあまりそういう選手はいません。

橋本は数少ないフルタイム柔術家です。指導はもちろん道場の掃除や事務仕事もやらせていますが、基本的には柔術しかやらなくてよい生活です。そして、玉木、岩崎、松本、本間という黒帯達と毎日練習することができます。手前味噌ですが、これ以上ない環境を与えていると思います。特に本間と松本との練習が大きく貢献していると思います。二人の細かい戦績などはここでは触れませんが、日本の軽量級のトップを独走して、国際大会でも素晴らしい成績を残した選手です。僕ら世代の柔術家の中では二人ともスターのような存在です。二人は今でも相当強いですが、年齢も30歳を超え、家庭も仕事も持っています。あえて尋ねたことはありませんが「これから世界を獲る!」というような野望はおそらくないでしょう。もしかしたら二人は成し得なかったアダルト黒帯での世界大会優勝という夢を橋本に託しているのかもしれません。「こいつなら可能性がある」と思って橋本を指導してくれているのかもしれません。

同僚の優勝に触発された他のスタッフ達のモチベーションも上がっています。橋本には雑誌取材、海外からのセミナー依頼などが舞い込んでいます。7月の初めにシンガポールでの二日間のセミナーがすでに決定しています。勝てばチヤホヤされるし、負ければ居場所がなくなる。単純明快な世界です。しばらくはプライベートレッスンの依頼も増えて収入も増えるでしょう。素晴らしいことです。

橋本はなかなか面白い奴です。アスリートぽくない文系な青年、かと言って事務仕事がデキルかというと、デキません。笑 事務仕事のミスを連発していつも僕に怒られています。世界大会で優勝したからといって事務のミスを許したりはしません。「いつか自分の道場を持ちたい」と思っていない奴はうちのスタッフをやっていないはずです。事務仕事もとても大事です。

彼が大学を辞めて東京に出てきてちょうど1年くらいになりますかね。全く面識のない僕に「カルペディエムで働きたい」とメールするにはかなりの度胸が必要だったと思います。広尾道場を作るかどうかちょうど悩んでいた時期だったのですが、橋本の加入によって「じゃあ広尾にも道場作ってこいつに任せてみよう」と僕も肚が決まったのです。若干22歳の青年としてはよくやっていると思います。1年前の最初のメールは「保存」しています。岩崎、岡崎のメールもそうです。たまに見ます。読み返すと僕もやる気がでます。「絶対にこいつらを強くしてやる」と胸が熱くなります。しかし、もう僕がマットで「稽古をつけてやる!」みたいなことができないのが非常に残念ですね。とりあえず練習環境をさらに良くする為に裏方としていろいろと頑張ろうと思います。

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